体温と免疫力低下には深い関係がある?体を温めて不調のない身体を目指そう

体温と免疫力の関係をご存知ですか?これからもっと寒くなり、風邪をひきやすい時期になりました。風邪をひかないように免疫力を高めることが大切なのですが、どのようにしたら免疫力が高まるのでしょうか。体温と免疫力の関係性を知って、風邪をひかずに過ごしましょう。

2018年03月06日更新

免疫力と基礎体温

Hiroko (カラケア編集部)

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[1]体温と免疫力

人は自分の平熱を知っているものなのでしょうか。平熱についての調査を、テルモ株式会社の「テルモ体温研究所」が行いました。調査の結果、約9割の人が自分の平熱を知っていました。自分の平熱について何度か答えた平均値は大人が36.1℃、子どもは36.4℃でした。しかし、実際には日本人の平熱の平均値は36.6℃から37.2℃なのです。

参考情報:テルモ体温研究所

理想の平熱は何度なの?

理想的な平熱は、日本人の平均である37℃ほどです。厳密に言うと、36.5℃~37.1℃ほどの間がよいとされています。人の体温は1日中一定ではありません。そのため自分の平熱を知るには、1日のうちに朝昼晩と時間ごとに熱を測って平均値を出すといいでしょう。

熱の測り方も正しい方法を知らないと正しく熱が測れないので、知っておきましょう。運動や飲食をしたら、30分ほど空けて熱を測るようにします。脇の汗を拭いて、脇のくぼみの部分に体温計の先を斜め下から上向きにして当てます。脇をしっかり閉じて、体温計が上半身に対して30度になるよう固定します。脇をしめて肘は脇腹に当て、手の平を上に向けます。水銀体温計は10分、予測計は音が鳴るまでそのままの体勢で待ちましょう。

参考情報:テルモ体温研究所

体温が低くなる3つの原因

  • 運動不足による筋肉の減少
  • 体温を下げてしまう原因の一つに、運動不足によって筋肉が減ってしまうということがあります。筋肉はポンプの役割をして、血液を全身にめぐるように送ってくれます。しかし、その筋肉が減少しポンプの役割をあまりしてくれなくなると、血が全身にめぐりにくくなります。特に、身体の末端である手足の先に血が行かなくなってしまうため、身体が冷える原因となってしまいます。身体が冷えることによって、それが低体温症の原因になります。

    また、筋肉量が落ちることで代謝が落ちてしまいます。基礎代謝が落ちるということは、カロリーを消費しにくくなるということです。そうなると、悪玉ホルモンを20種類以上も分泌するという内臓脂肪が増えてしまいます。この内臓脂肪が増えることで、血栓を作ってしまったりインスリンの働きを弱めて糖尿病や高血圧、ガンなどの原因になったりすることがあるのです。このことから、運動不足は免疫力を低下させてしまい、病気にかかりやすくなってしまうということになるのです。

  • エアコンを使った生活
  • 現代は、夏にどこへ行ってもエアコンが効いています。電車の中やデパートの中、スーパーの中、会社の中、いろいろなところがエアコンで涼しくなっています。私たちの身体は、汗をかいて身体を冷やすことによって夏の暑さから逃れ体温調整を行います。しかし、1日中エアコンを使った生活を続けることで体温調節をする機能が落ちてしまうのです。そのため、体温が低いままになってしまう場合があります。

  • 食生活の乱れ
  • 食生活の乱れも低体温の原因になっています。人の体温は、昼間に高くて夜に向けて下がっていくようにできています。眠りのメカニズムとして、体温が下がって行く時に睡眠に入るというようになっているのです。朝目が覚めた時は、まだ体温が低いままです。その体温を朝食を摂ることで上げていきます。食事をすると血糖値が上がるため、血の巡りがよくなります。血行がよくなると体温は上がっていきます。しかし、朝食を摂らずに1日をスタートすると、体温が低いままになってしまうのです。

[2]平熱が低いと身体にどんな影響があるの?

免疫力が下がる

ガン細胞は、毎日のように人の身体の中で生まれています。そして、目に見えないウィルスがまわりにはたくさん存在します。そのガン細胞やウィルスを退治するのが「免疫」です。この免疫は血液中に存在し、活動してくれます。体温が低くなると、身体中の血流が悪くなるため、活動が弱まってしまいます。もし菌を見つけても、素早く退治することができなくなってしまうのです。

代謝が下がる

人間は、生きていく事全てのことにエネルギーを使います。これを「基礎代謝」と言います。息をすること、眠ること、ご飯を食べること、体温を維持すること、全てのことに基礎代謝が働いています。体温を保つために使うエネルギーは、高ければその分代謝エネルギーを使います。体温が低いということは、エネルギーを使う量が減ってしまうため、代謝が悪くなってしまうということになります。

肩こり・頭痛が起きやすくなる

低体温になることで、血行が悪くなってしまいます。体温が高い場合は、手足の先端まで温かい血が行き届くので冷え性にもなりませんし、肩こりなども起こりにくくなります。

生理不順になりやすい

低体温の人は、血のめぐりが悪いため、生理不順や生理痛が起きやすいと言われています。血行が悪くなるとホルモンが運べなくなり、それによってホルモンバランスが崩れてしまいます。そのため、生理不順や生理痛が起こると考えられるのです。

[3]体温と免疫力には深い関係があった!?

体温が低いと免疫力が低下する

血液の中には、白血球という免疫機能を持っている血液細胞があります。その白血球が血液の流れに乗って身体中をめぐります。体内に異物を見つけると退治する働きがありますが、低体温になると血の巡りが悪くなってしまうのです。そうなると白血球の動きが悪くなって、体内に異物を見つけてもすぐに退治することができなくなってしまいます。

こういったことから、体温が低くなると免疫力が落ち、風邪をひきやすいなど身体に影響を及ぼします。病気にならないようにするためには免疫力をアップすること、すなわち体温を上げる必要があるのです。

体温を上げて免疫力アップ!身体を温める5つの方法

  • 温かいお風呂に浸かる
  • 夏などは特にお風呂に浸からず、シャワーで済ませてしまう人が多いと思います。しかし、体温を上げるためには夏でも湯船につかり、身体の芯から温めることが大切です。

  • 適度な運動をする
  • 適度な運動は体温を上げることに効果的です。筋肉量が減ることで、体温が低くなってしまいます。そうなることを防ぐために、適度な運動をすることが有効的です。筋肉の量を増やして、血液を全身に巡らせることで冷え性の改善になり体温も上がっていきます。適度な運動とは、30分程のウォーキングスクワットなどを継続的に行うことです。

  • 身体を温める食べ物を摂る
  • 食品の中には、身体を温める食べ物と冷やしてしまう食べ物があります。生姜、ニンニク、チーズ根菜類は身体を温める食材です。意識して身体を温める食べ物を摂ることで、体内から温めることができます。

  • 食生活の見直し
  • 朝食をしっかり食べることで、人は体温を上げることができます。夜寝ているときには低体温になる身体を朝食で目覚めさせ、体温を上げていきます。朝食をしっかり摂って体温を上げていくこと、3食栄養バランスを考えた食事を摂ること、大きくこの2点が大切です。

  • 質のよい睡眠をとる
  • 睡眠は、健康な身体を維持するのにとても大切です。自律神経を正常化させるためには、睡眠の質が重要です。眠る前にパソコンやスマホをいじっていたりすると、質のよい睡眠が取れず、身体に様々な不調をきたすことが明らかになっています。このように睡眠と健康は密接な関係にあるのです。このことについて更に詳しく知りたい方は睡眠と免疫力の関係についての記事も参考にしてみてください。すぐできる対策法としては、眠る前の2時間ほど前に温かい温度のお風呂に浸かって眠るとよい睡眠が取れるといわれているので、ぜひ試してくださいね。

[4]体温と免疫力の関係を知って身体を温めよう

体温と免疫力は、とても密接な関係があるということが分かりました。体温が低い方は上げるために運動を始めたり、食生活を見直したりして体温を上げるようにしましょう。運動をはじめるときは無理せず、30分程のウォーキングでいいのです。30分が長いと感じるかもしれませんが、15分歩いてそこから戻ってくれば往復で30分です。通勤や通学の際に1駅前で降りて歩くなど、無理せずできる範囲で始めてみましょう。

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