低体温が起こる原因とは?症状や改善方法を知って体温をあげよう

最近、だるい、疲れる、やる気が出ない人は低体温状態になっているかもしれません。体温が1度下がるだけで体には多くの不調が起こります。また、低体温の状態が続くと婦人科系の病気やガンになるリスクが高くなります。健康に過ごすには、体温を下げる原因となる生活習慣を見直すことが大切です。今回はそのままにしておくと怖い低体温について解説していきます。

2018年02月07日更新

免疫力と基礎体温

Kaede (カラケア編集部)

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[1]低体温とは

低体温とはどのような状態?その症状や冷え性との違い

低体温かどうかの1つの目安は平熱が36度以下かどうかです。健康な人の平熱は36.5度だと言われています。そのため、平熱が36度未満の場合は低体温状態です。自覚症状がなくても、体のどこかに不調が生じている恐れがあるので対策が必要です。

  • 体温別の体に現れる症状
  • 体温によって体に現れる症状が異なります。
    37℃から36.5℃は免疫力や代謝が最も活発に働く、ベストな体温です。36℃は体はブルブルッと震えて熱を生産しようとている状態です。35.5℃は代謝機能低下、排せつ機能低下、自律神経症失調症の発症、アレルギー症状の発症など体の機能が狂い始めます。35℃は内臓機能は正常範囲で働くことができるけれど、ガン細胞が最も活発に増殖し始める体温です。34℃は生存ギリギリの状態です。

    このように体温が37℃から36.5℃の時は細胞の新陳代謝が活発で、免疫力も高く、病気になりにくい状態です。そこから体温が下がるほど体に不調が現れてきます。そのため、健康維持には体温を1度でも高く保つことがポイントです。

  • 低体温と冷え性の違い
  • 低体温と冷え性は同じものだと思われてしまいがちですが別物です。
    低体温は体温が36度以下で、体の中心部の温度が低い状態です。冷え性は、熱を運ぶ力が弱まることで、足や手の先などが冷えている状態です。このように低体温と冷え性は体に現れる症状が違います。そのため手や足先が冷たくても、体温計で体温を測った時に36度以上であれば、低体温ではありません。

低体温かどうかセルフチェックしてみよう

低体温かどうかは意外と自分では気がつきにくいです。しかし、そのままにしておくと免疫力が低下していき、風邪をひきやすくなるなど、体の不調を引き起こす原因につながります。そこで、低体温になっていないかセルフチェックしましょう。

  • 低体温セルフチェック
  1. 冷たい食べ物や、飲み物を日常的によく摂る
  2. 便秘や下痢になりやすい
  3. きつ目の洋服をよく着る
  4. 肥満気味

1つでも当てはまるものがあれば、低体温状態の可能性があります。

  • 実際に体温を測ってみよう
  • 体温計を正しく使って、低体温状態になっていないか確認しましょう。体温を測る時に体温計を脇にしっかり挟んで計測します。その理由は脇の温度は体の表面の温度ですが、しっかり閉じることで体の内部の温度が反映されるからです。

脇で体温を測る時は飲食や入浴、運動後および外出後の30分間は避けて、脇の汗はしっかり拭いてから検温しましょう。体温計を脇に挟む時は、

  1. ワキのくぼみの中央に体温計の先端をあてます
  2. 体温計が上半身に対し30度くらいになるようにしてワキをしっかり閉じます

このように正しい測定法で、自分の体温を知り低体温状態になっていないかを確認しましょう。

[2]低体温によって起こる、不調や病気

低体温が原因で起こる身体の不調

低体温が原因によって起こる体の不調は、体がだるくて朝起きれなかったり、ちょっとしたことで疲れを感じる、慢性的な肩こりや頭痛などの症状が起きる、太りやすく痩せづらい、便秘ががち、肌のくすみや肌荒れしやすくなる、生理不順や生理痛がひどくなる、風邪をひきやすくなり治りにくくなるなど、病気ではないですが確実に体に悪影響を引き起こす恐れがあります。

また、低体温状態が進むことで、自律神経失調症(めまい・吐き気)やアレルギー、歯茎や口の中の病気、リウマチ、心筋梗塞、脳血栓などの病気の発症が高まるリスクがあります。

低体温の状態でいると免疫力が低下する

体温が上がると血流がよくなります。反対に体温が下がると血流が悪くなります。血液中にある白血球は体内に異物が侵入した時に素早く駆除する働きを持っています。白血球が体の中を巡り、体内に異物が侵入していないかパトロールすることで、体を守っています。
体温が下がると、体の中に異物が侵入してきても素早く白血球を集められず、素早く異物を駆除できないためウィルスや細菌に負けてしまうことで、病気になりやすくなります。

低体温が続くと肥満や老化がすすむ

体温が1度上がると基礎代謝が13%アップすると言われています。つまり体温が高い人ほど基礎代謝が高く、低い人ほど基礎代謝が低いです。
基礎代謝とは、何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために行われている活動で必要なエネルギーのことです。基礎代謝は、一日の消費カロリーの約60~70%を占めています。そのため基礎代謝が高い人ほど太りにくく、低い人ほど太りやすいです。

それだけでなく、血流が悪くなることで体の中の不要な老廃物が排出されにくくなります。つまり、老廃物が体に溜まりやすくなるため、シワや肌荒れの原因になります。

[3]低体温が起こる7つの原因と対策

食生活の乱れによる低体温

脂肪と糖分を過剰摂取し、ビタミン、ミネラルが不足する現代型栄養失調の人が増えています。体内でエネルギーを作り出すには、ビタミンやミネラルが必要です。ビタミンやミネラルが不足することで、エネルギー生成が弱まるため体温が低下します。この状況を改善するには一日に必要な栄養素をしっかり摂取することが大切です。できれば野菜や海藻、果物などの食材から摂るのがベストです。
しかし、今の野菜や果物は昔に比べると栄養価が下がっています。サプリメントを活用して、足りない栄養を補給するのも一つの手でしょう。また、熱を作り出す筋肉はタンパク質によって作られます。このタンパク質が不足すると、筋肉量の低下を招くため低体温につながります。

運動不足による低体温

交通機関の発達などにより、意識して体を動かさないと運動不足になりがちです。運動不足の状態が続くと、筋力の低下や筋肉が凝り固まってしまいます。それにより筋肉が熱を作り出す力が弱くなるため、低体温になる恐れがあります。
低体温を防ぐための運動は筋トレが一番ですが、まずは簡単に長く続けられる1日30分歩くことから始めましょう。筋肉の約70%は下半身にあります。歩くことで下半身の筋肉を効率的に使えるため、筋肉の凝りをほぐして柔軟性を取り戻し、筋肉量の低下をすることができます。

体を冷やす飲み物の摂りすぎ

カフェインを多く含むコーヒーや緑茶は体を冷やす作用があるためできる限り避けましょう。その代わりに体を温める作用のある紅茶や烏龍茶を飲むのがオススメです。また、アルコールも体を冷やす作用があるためほどほどにしておきましょう。
健康や美容のために水を飲む時は、冷たい水だと体を冷やしてしまいます。水を飲む時は常温か、もしくは白湯にして飲むようにしましょう。白湯を飲むなら、一番体温が低い朝や、夜眠りにつく前に飲むことにより、冷えの解消につながります。

シャワーのみの入浴

忙しいとついシャワーだけで済ませてしまいがちですが、入浴は体を温める方法のひとつです。身体の芯から温まるためにも低体温の人はしっかりと湯船につかりましょう。。

姿勢の悪化

猫背など姿勢が悪いと血行が悪くなります。血行が悪いと体の隅々まで血液が届きにくくなり、末端まで届く頃には血液が冷たくなります。その結果として低体温を引き起こしてしまうのです。まずは意識して正しい姿勢を保つことから始めましょう。

快適な環境での生活による低体温

夏場のオフィスは冷房が効きすぎていることが多いため、知らず知らずのうちに体を冷やしています。また、空調設備が整った環境で生活をしていると体温中枢を刺激する機会が激減し、体温を調節するための発汗中枢の機能が低下し、低体温になる人が増えています。そこでまずは、発汗中枢の機能を正常に戻すために岩盤浴などで汗をかく機会を作るといいでしょう。

ストレスによる低体温

過度なストレスは血管を収縮し、血流を悪くすることで低体温につながります。仕事をしているとどうしてもストレスを受けてしまいます。低体温の人にオススメなストレス解消方法としては適度な運動です。

[4]まずは自分が低体温かどうか体温を測ることから始めよう

低体温は病気ではありません。しかし、低体温だと免疫力の低下により風邪やインフルエンザなどの病気にかかりやすくなります。また、この状態が長引くと、肩こり・頭痛や生理痛などの体の不調が起こりやすくなります。このように、そのままにしておくと怖いのが低体温です。最近疲れやすいかなと感じた時は低体温の可能性があるため、まずは体温を測って低体温になっていないかチェックしてみましょう。

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