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【管理栄養士監修】アロエの栄養と効果!ヨーグルトやスム―ジーなどのアレンジレシピできれいになろう

小さい時にやけどをしたらアロエで治療してもらった人も多いのではないでしょうか?このように、アロエと言えばやけどのイメージを持つ人が多いと思いますが、実はアロエにはやけどだけでなく、大人の女性にとって嬉しい効果が期待できる植物です。今回はそんなアロエの効果を紹介します。

2018年03月15日更新

亀崎智子 (管理栄養士)

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[1]アロエの種類と特徴

キダチアロエとは

キダチアロエは薬用や鑑賞用に栽培されているアロエです。アロエベラに比べると小ぶりで、食べることができますが苦味があるため食用にはあまり向いていません。

アロエベラとは

アロエベラは食べられるアロエです。ヨーグルトなどに入っているアロエのほとんどが、このアロエベラです。大きな葉が特徴で外の皮を剥いて食べます。

キダチアロエとアロエベラの見分け方

キダチアロエは小ぶりで木のように上に伸びて、茎の部分から枝分かれするのが特徴です。それに対して、アロエベラは葉が大ぶりで葉だけが根元から成長し、放射線状に広がっています。

キダチアロエとアロエベラも栄養成分の違い

キダチアロエにだけ含まれている成分には、胃酸の働きを正常化する作用が期待できるアロエニンや、抗潰瘍作用や細胞の再形成を促進すると言われているアロエウルシンがあります。

一方、アロエベラにだけ含まれている成分には体脂肪の蓄積を防ぎ、体脂肪を減らす効果が期待できると言われているアロエステロールがあります。

このようにキダチアロエは胃腸の調子を整えアロエベラにはダイエット効果が期待できるといえます。

[2]アロエの栄養と効果・効能

火傷や傷の修復作用

アロエに含まれるアロエエモジンには鎮痛作用があるため、火傷や傷の痛みを抑えてくれます。また、同じく含まれているサリチル酸には傷への血液量を増やし、皮膚の再生を促す効果が期待できると言われています。

血行の改善

アロエに含まれているアロインには、血管を拡張したり血管の弾力を強化する働きと、血中コレステロールをコントロールする働きがあります。それによって、血液がサラサラになるため血行の改善に繋がると言われています。

免疫力アップ

アロエに含まれるアロインとアロエエモジンの殺菌作用が、体内に侵入してくる殺菌を撃退します。抗ウイルス作用も認められているアロエエモジンも含まれているため、継続的に摂取することで免疫力アップが期待できます。

二日酔いの予防

二日酔いはアルコールが肝臓で分解されたときに生成されるアセトアルデヒドが体に溜まることによって起こります。アロエにはアセトアルデヒドの分解を促進するアロエチンが含まれているので、二日酔いの時にアロエを食べるといいと言われています。

肌の調子と整える美肌効果

アロエに含まれているアロエシンは、メラニン色素の原因となるチロシナーゼの働きを抑制すると言われています。メラニン色素の肌の沈着を防いでくれるため、しみやくすみをできにくくするだけでなく、すでにできてしまったシミをを目立たなくしてくれます。

健康な髪を育てる

アロエに含まれているタンニン酸は、毛母細胞を活性化させて男性ホルモンの働きを阻害するため、薄毛を抑えるのに役立つと言われています。他にも同じように含まれているアロインにも男性ホルモンの生成を抑制する働きがあります。

アロエと精製水を1対2の割合で混ぜたものでアロエトニックを作ることができます。頭皮のマッサージに使用することで頭皮の新陳代謝を促進して血行の改善に繋がるため抜け毛、白髪、ふけの予防につながり健康を髪を育てることが可能です。

整腸作用と便秘の改善

アロエに含まれるアロインには大腸を刺激して便の排出をサポートする働きがあります。また、アロエの大部分は多糖体で構成されています。この多糖体は腸内の善玉菌の働きを活発にするため、腸内環境が整い便秘改善に期待できます。

[3]アロエの栄養をまるっといただく!効果的な食べ方

キダチアロエの食べ方!ヨーグルトにいれて食べるのがおすすめ

  • 生で食べる
  • キダチアロエを食べる時は根元に近い、葉が厚いものを選びましょう。

    皮ごと一緒に食べれば栄養を丸ごと摂ることができますが、キダチアロエの場合は根元の部分や皮は苦味が強いため、最初のうちは葉先や皮、トゲをとってから1~2cmにカットして食べるといいでしょう。それでも食べにくいという場合には、少し厚めに皮をむいて、沸騰したお湯に1~2分入れて苦味とあくを抜くのも良いでしょう。

    そのまま食べてもいいですが、ヨーグルトに入れて食べるとより食べやすくなります。カットした状態で食べにくければ、すりおろしてヨーグルトに入れるのもいいでしょう。

  • ジュースとして飲む
  • キダチアロエの葉の部分が苦手な人はミキサーにかけたジュースにするのがオススメです。生で食べる時と同じように下処理をしてミキサーにかけるだけでできます。
    キダチアロエは薬効が強いため1日の摂取量は大さじ2杯くらいが適量です。まとめてジュースを作って冷凍保存をしておいて、スムージやヨーグルトドリンクに混ぜて飲むといいでしょう。

アロエベラの食べ方!皮も栄養があるから食べよう

  • 生で食べる
  • アロエベラはキダチアロエに比べるとゼリー状の葉肉の部位は苦味が少なく食べやすいです。生で食べるなら最初はアロエベラの方が向いています。下処理の方法はキダチアロエと同じ方法で処理し、そのまま食べるかもしくはヨーグルトなどに入れて食べるといいでしょう。

  • ジュースとして飲む
  • 処理の方法はキダチアロエと同じです。もし苦味が気になる時ははちみつやレモンを加えるといいでしょう。

アロエの食べ方で注意すること

初めてアロエを食べる時は、まずは食用に向いてるアロエベラから挑戦しましょう。アロエの苦味は根元の方が強いため、最初は葉先から食べてみて下さい。アロエにはとげがあるため、下処理をする時はゴム手袋を着用してトゲで怪我しないように注意しましょう。

また、アロエを過剰に摂取すると腹痛や下痢の症状を引き起こす恐れがあります。一日の摂取量は薬効成分の強いキダチアロエはキダチアロエの葉で15g、食用に向いているアロエベラは60g程度に抑えましょう。

アロエの栄養を逃さない保存方法

  • 生の葉を保存する場合
  • アロエの葉は常温のまま保存すると変色してしまう恐れがあるので、新聞紙に包んでから冷蔵庫で保存しましょう。保存期間の目安は10日~2週間程度です。

  • 冷凍保存する場合
  • 葉をそのまま冷凍すると解凍した時にドロドロになることがあります。冷凍保存をする時は葉を皮ごと液状、またはスライス状に下処理をしてから冷凍します。

    冷凍保存すると酸化を防止するだけでなく、苦味が消えるためアロエの苦味が苦手な人は冷凍保存してから使うといいでしょう。

[3]アロエの栄養を美味しく摂取できるオススメレシピ

アロエとパインのスムージ

アロエとパイナップルとヨーグルトをミキサーにかければ完成です。ヨーグルトとパイナップルを加えることでボリューム満点になるので朝食がわりにオススメです。

アロエのはちみつ漬け

アロエの皮を剥いて食べやすいサイズにカットしたら、煮沸消毒した瓶にアロエとはちみつを入れて一晩冷蔵庫で寝かせて完成です。ヨーグルトに入れたりアイスクリームやトーストに塗って食べるといいでしょう。

アロエ酒

梅酒など果実酒を作る方法と同じ方法で作ることができます。

アロエサラダ

アロエをお好みの野菜とドレッシングで和えるだけで完成です。

アロエのブルスケッタ

アロエ、アボカド、マグロをそれぞれ食べやすいサイズにカットしたものをオリーブ油、バジルとすりおろしたニンニクで味付けしてバケットに乗せれば完成です。ワインのおつまみにオススメの一品です。

[5]アロエに関する気になる疑問

アロエの皮の部分に栄養は含まれているの?

アロエの皮の部分にはアロインと呼ばれる下剤としても使用される成分が多く含まれています。皮ごと食べる場合、大量に食べると腹痛や下痢を引き起こす恐れがあるため、アロエを食べる時は皮をむいて食べる方がいいでしょう。

市販のアロエヨーグルトの栄養効果って?

アロエには特有の栄養素以外にもビタミンやミネラル類が豊富に含まれています。

腸内環境を整えてくれるヨーグルトと組み合わせることで、美容や健康を意識する若い女性のための食べるコスメというコンセプトのもとに生まれたのがアロエヨーグルトです。
そのアロエヨーグルトの定番である森永のアロエヨーグルトに含まれているアロエキューブの食感がポジティブで前向きな脳波の状態を作りだすと考えられています。そのためアロエヨーグルトを食べることが気持ちをスッキリさせてくれるのではないか、と言われています。

出典:森永 アロエヨーグルト

妊娠中はアロエに含まれる栄養成分はよくない?

アロエに含まれるアロインは薬効成分が強く、下剤などの医薬品にも使われている成分です。またアロイン・アロエエモジンは子宮を収縮させる働きがあると言われています。妊娠中に食べると早産や流産を誘発してしまう恐れがあるため、妊娠中は食べるのは控えましょう。

[6]意外なアロエの栄養成分で健康と美を手に入れよう!

多くの人にとってアロエは小さい時から馴染みがある植物です。この身近な植物であるアロエには、実は女性の健康や美を支えるために必要な栄養が豊富に含まれるスーパーフードだということがわかりました。この機会に毎日の食事にアロエを加えてみてはいかがでしょうか?

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