免疫力と運動

LPS体操は免疫力があがる?“世界一受けたい授業”で放送された病気に負けない身体になるための秘訣とは

病気に負けない体を作るのにかかせないのが免疫力です。この免疫力を高めてくれる成分として、今注目を集めているのがLPSです。今回はこのLPSを食べ物からではなく、外側からの刺激で活性化させてくれるLPS体操を紹介します。

2018年06月13日更新

Kaede (カラケア編集部)

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[1]病気になる人とならない人の違いは?

違いは免疫力の差

冬の時期になるとすぐに風邪を引く人と引かない人に分かれます。風邪の原因の9割以上はウイルス感染です。冬の時期に風邪が流行するともちろんかかるリスクが高くなります。そのため多くの人はマスクや手洗いうがいなどで風邪予防をしますが、それでもかかってしまうことがあります。この理由は免疫力です。

免疫の仕組み

体はウイルスや細菌を侵入させない粘膜免疫の段階と、体に侵入してきたウイルスや細菌を撃退する全身免疫の2つの段階で体を守ります。粘膜免疫は体内に侵入してくるウイルスや細菌、花粉などの異物が体に侵入しないように守ります。また、目や鼻、口、腸管を中心に異物が侵入してくると粘膜を発生させて体外に出す働きをします。

例えば風邪の時に痰や鼻水が出るのは、体にウイルスが侵入しないように働いている証拠だといえます。粘膜免疫を突破して、体に侵入したウィルスや細菌が増殖した状態が感染してしまった状態です。全身免疫は免疫細胞が体の中に侵入した細菌やウイルスを捕まえて排除する働きがあります。そのため、全身免疫が働いている時は、熱に弱いウイルスを撃退するために熱が出たり下痢などの症状が起こります。

免疫力を下げる6つの原因

免疫力を下げる原因には6つあります。

  • 乳幼児や高齢者
  • 乳幼児や子ども、高齢者は免疫力が低いです。乳幼児や子どもは母親からもらった免疫抗体によって細菌やウイルスから身体を守ります。そのため、効力がなくなると自分の免疫で身体を守らなければいけません。しかし、免疫力はいろいろな異物や病原体などに曝されることで徐々に免疫をつけていきます。乳幼児や子どもは大人と違い、免疫力をつけていく段階のため、感染症にかかりやすいのです。

    また、年齢とともに免疫細胞の細胞分裂の力が低下し、正常に働く免疫細胞の数が少なくなるため、高齢者は免疫力が落ちて感染症にかかりやすくなります。

  • 体を鍛えているアスリート
  • プロスポーツ選手など、体を鍛えているアスリートは病気になりづらいと思っている人も多いのではないでしょうか?実は適度な運動は免疫力を高めますが、マラソンなどの過度な運動は逆に免疫力を下げる恐れがあります。

  • 強いストレス
  • ストレスを受けると自律神経のバランスが乱れます。強いストレスを受け続けると免疫抗体の分泌が少なくなり、免疫力が低下してしまいます。

  • 睡眠不足
  • 睡眠が6時間以下の場合、睡眠中の唾液に含まれる免疫抗体の量が低下します。また睡眠時間だけでなく、睡眠の質も免疫抗体の分泌量に影響を与えます。

    ある研究では、眠りの質が高い人ほど風邪にかかりにくく、また睡眠時間が7時間未満の人は8時間以上の人に比べると3倍以上も風邪にかかりやすいという結果が出ました。

  • 不規則な生活
  • 人間の体には体内時計があります。この体内時計は自律神経の働きや体内のホルモン分泌量をコントロールします。生活のリズムが乱れると体内時計や自律神経のバランスが乱れるため免疫力も低下します。

  • タンパク質などの栄養不足
  • 免疫細胞や抗体はタンパク質を原料にして作られています。そのため肉や魚、卵などのタンパク質を取らないと免疫力が低下恐れがあります。

[2]免疫力を高める成分!免疫ビタミンLPSとは

免疫ビタミンLPSとは

免疫ビタミンLPSの正式名称はリポポリサッカライドです。LPSは体の中の自然免疫力を高める働きがあるということで注目を集めている成分です。

自然免疫力の力を左右するのが免疫細胞のマクロファージです。マクロファージが元気だと体内の免疫力が高く保たれ、元気がないと免疫力が低下しているため、病気にかかりやすくなります。このLPSは、土や野菜の中にある微生物の成分で体内には存在しないので、食べ物から摂取する必要があります。

健康を守るマクロファージとは

  • 体内の不要物を食べる
  • マクロファージは、外から侵入してくる細胞やウイルスだけでなく、ガン細胞や老廃物までなんでもかんでも食べるため大食細胞と呼ばれています。マクロファージは、体に不要なものを全て食べて処理してくれる掃除機のような存在です。

  • マクロファージがいないと体内がゴミだらけ
  • マクロファージの働きが低下すると、体の中は不要なものだらけになってしまいます。人間の体は常に細胞が生まれ変わっています。そのため役目を終えた細胞は、体にとって不要なものです。それが溜まったままだと病気の原因につながるなど、体に様々な不調をきたしてしまいます。

  • 体の臓器や器官を正常に機能させる
  • マクロファージは体の不要なものを掃除する役目だけでなく、体の各臓器や器官の働きをサポートする役目を持っています。例えば、腸の消化吸収の働きを助けたり、肝臓の解毒作用のサポートです。

    このようにマクロファージには、体の生理的機能を支えることで、体が元気に機能する基盤を作つ役割も担っています。

免疫ビタミンLPSを多く含む食品

免疫ビタミンLPSはレンコン、めかぶ、玄米に多く含まれていると言われています。特にレンコンの皮や節の部分に多く含まれていて、加熱しても破壊されないため、きんぴらなどにして食べるといいでしょう。海苔やワカメにも多く含まれていますが、積極的にLPSを摂取したいならめかぶがオススメです。
また、玄米の周りに付着しているヌカにも多く含まれています。玄米の食感が苦手な人は、精米の時、LPSを豊富に含む亜糊粉層の部分を残した金芽米を主食に変えることで、毎日の食事で無理なくLPSを摂取できます。

LPSの一日推奨摂取量は500μgです。体重10キロに対して100μgが表示目安です。レンコンきんぴらの場合、30gで52μg、めかぶの場合だと市販酢の物(25g)で64μg、金芽米だとお茶碗1杯で35μg摂取捨ことができます。

免疫ビタミンLPSの効果

  • 肌荒れ防止
  • 皮膚の中には免疫細胞がたくさん存在しています。そのためLPSを摂取することで、肌の入れ替えを促すため肌荒れの防止につながります。

  • アルツハイマー病の予防
  • アルツハイマー病の原因は、体に不要なアミロイドβが脳に溜まることで脳が萎縮して起こります。LPSはマクロファージを活性化する働きがあるので、LPSを積極的に摂取することでアルツハイマー病の予防につながります。

  • ガンの予防
  • ガン細胞は1日約5000個できます。そのガン細胞を排除するマクロファージの働きを活性化させるため、LPSを積極的に摂取することでガン予防に期待できます。

[3]免疫細胞を活性化させるLPS体操のやり方

LPS体操のやり方

LPSは肌をこすることで活性化できると言われています。今回は2016年2月20日放送の「世界一受けたい授業」で紹介されたLPS体操のやり方を紹介します。

  1. 右手で左手の指先から体の中心に向かって「L、P、S」と繰り返し言いながらこする
  2. 反対の手も同様に行う
  3. この時のポイントは、うっすら皮膚の表面が赤くなるくらいこすることです。それにより皮膚の中の免疫細胞を刺激します。また、皮膚をこすることで血行が良くなるため、自律神経のバランスを整えてストレス解消につながります。

[4]LPS体操で病気に負けない体を作ろう!

病気に負けない体を作るのに欠かせないのが免疫力です。その力を活性化させてくれるのが免疫ビタミンLPSです。免疫力が落ちたなと感じたらこの体操を行ってみましょう。ただ、これだけでは免疫力が上がるとは限らないので、バランスのとれた食事や睡眠、運動を行い、規則正しい生活をしましょう。

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