免疫力と食事・サプリ

【管理栄養士監修】キトサンの効果はダイエットやお肌に良い?効果的な飲み方と時間についてご紹介

最近キトサンは、サプリメントなどで見るようになってきました。キトサンとはどんなものなのでしょうか。キトサンを効果的に摂取する時間や摂取方法など、よくわからないことが多いですよね。そこでそれぞれ詳しく解説していきます。

2018年02月21日更新

亀崎智子 (管理栄養士)

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[1]キトサンとは?

キトサンとは、カニやエビの甲羅や殻からカルシウムやたんぱく質などを除去した動物性食物繊維であるキチンを、化学処理を施して生成されたものです。キトサンは、食品工業用や皮膚などの再生医療用の素材として応用が進んでいます。それだけではなく、注目されているのは健康食品としての効果です。キトサンはコレステロールを下げるという効果が確認され、サプリメントとして初めて「特定保健用食品」に認定されました。

キトサンの摂取方法はサプリなの?

キトサンはエビやカニの殻や甲羅に含まれている他、キノコの細胞壁にも含まれています。しかし、キノコに含まれているキトサンの量はごくわずかです。食品からキトサンを摂取する方法は、エビやカニの甲羅や殻をそのまま食べるということになりますが、その方法は難しいですよね。

そこで、キトサンを摂取する方法として有効なのが、サプリメントです。ドリンクタイプのものやタブレットになっているものもありますが、このように加工されたものでキトサンで自分の身体に合ったものを選び、摂取する方法が効率的なのです。

キトサンの効果的な飲み方・摂取時間

キトサンは1日のうち、どの時間で摂取したら効果的なのでしょうか。キトサンのサプリメントは1日のうちに朝と夜などと、2~3回に分けて摂取することが推奨されているので、特にどの時間がいいとかではありません。ただ、目的がダイエットの場合は、食後に摂取するのが最も効果的だとされています。

食事とともにキトサンを胃の中に入れることで、摂りすぎた脂質や塩分を体内から排出する力を高めるためです。そして、1日の中で一番カロリーを多く摂取する食事の後がよいと言われているので、一般的には夕飯の後という場合が多いでしょう。

[2]キトサンに期待できる6つの効果・効能

キトサンの効果でコレステロールを下げる

健康診断などでコレステロールの数値が高いと診断された人は、キトサンを摂取するとよいといわれています。キトサンは、コレステロールを原料とする胆汁酸とくっつき、体外に排出させる働きがあります。そのため、肝臓は新たな胆汁酸を作るため血中のコレステロールを使用します。

その結果として、血中のコレステロールを下げる効果があるといわれています。ただ、コレステロールも体にとって重要な成分の1つであり、血中コレステロールが低すぎるのも癌や感染症の原因となりうるといわれているので、下げすぎには注意が必要です。

キトサンは免疫力を高める効果が期待できる

キトサンには、吸着作用・排出作用があることが分かっています。そして、食物繊維の中では唯一プラスイオンの性質を持っています。その性質は、マイナスイオンであるウイルスを体内で見つけると吸着します。

そして、ウイルスなどの異物を吸着して体外へ排出するという働きをしてくれます。この働きによってキトサンは、体に入ってきた異物を外に排出してくれる免疫の働きをしてくれていることが分かります。

キトサンの効果には血圧を下げる働きがある

高血圧の原因としてはストレスや喫煙、塩分の過剰摂取等が挙げられています。キトサンには余分な脂質や塩分とくっつき便として排出するという働きがあります。この働きにより血中の塩分濃度を一定に保つことができるので、血圧を下げる効果を期待できるのです。

キトサンにはダイエット・デトックス効果が期待できる

キトサンはプリン体やコレステロール、食品添加物などの人体に有害なもの、重金属などの毒素を吸着し、体外へ排出してくれます。そして、一緒に摂った脂肪を体に吸収させないで、体外へ排出するという働きを持っています。この働きによって、脂肪が体内で吸収されることを阻止してくれるため、ダイエット効果が期待できます。

ただ、悪者に思われがちな脂肪ですが、良質な魚や肉の脂肪は体にとっては必要なものになります。酸化した油やトランス脂肪酸、遺伝子組み換えの油などは排出するべきものとし、もともと控えることをおすすめします。

キトサンには美肌効果も期待できる

キトサンは体内の異物や老廃物に吸着し、体外へ排出してくれます。胃や腸の消化器官に老廃物が入らないように、キトサンが働いてくれることで腸がデトックスされることで体調の改善が期待できるのです。キトサンを定期的に摂取し、腸がきれいになれば、肌や髪への美容効果も期待できます。

キトサンはがんを抑制する効果も期待できる

免疫細胞であるNK(ナチュラルキラー)細胞T細胞は、ガン細胞を攻撃する働きがあります。この2つの細胞は弱アルカリ性の状態で活発に働くのですが、ガン細胞のまわりは酸性になりやすい特徴があります。そうすると、NK細胞やT細胞はその効果を発揮することができません。

キトサンは継続的に摂取すればデトックス作用により、腸内の環境を整えてくれます。腸内の環境が整うとアルカリ性に変化します。それによってNK細胞やT細胞が活発に活動できるようになり、ガンを抑制する効果があると言われています。キトサンは消化器官で作用するので大腸がんに特に効果が期待できます。

[3]キトサンを摂る時の注意点

キトサンの過剰摂取に注意する

キトサンは食物繊維なので、過剰に摂取しないようにしましょう。食物繊維には摂りすぎると下痢や便秘を引き起こす場合があるのです。キトサンの適量は1日1~2gとされていて、食後に摂取するのがより効果的です。

病気薬との併用を避ける

安全性が評価されているキトサンではありますが、病気薬との併用は控えたほうがいいでしょう。体に悪影響を及ぼす可能性もありますので、摂取する前に医師に相談しましょう。

甲殻類のアレルギーがある人はキトサンの摂取を控える

キトサンは、アレルギーの原因物質であるタンパク質の「トロポミオシン」が含まれている甲殻類の殻や甲羅から抽出されます。ですから、甲殻類アレルギーがある人は摂取することを控えるようにしましょう。カニやエビなどをそのまま食べるわけではありませんが、アレルギー症状が全く出ないとは断言できません。

好転反応があらわれる恐れもある

好転反応とは、薬などによる治療の途中で一時的に見られる軽い症状の悪化状態です。症状は倦怠感や眠気、吐き気などや発汗などがあらわれます。薬による副作用とは違って、東洋医学でこの症状は体が良い状態へ向かっている途中経過だと捉えられています。それが体に合っていないのか、好転反応なのか素人では分かりませんので、症状が長引いたり辛い場合は摂取を中断し、ひどくなったりしたら病院へ行くことをおすすめします。

[4]キトサンの効果で健康な身体につなげよう

キトサンの効果をお分かりになっていただけたでしょうか。ガンを抑制してくれたり、免疫力を高める働きがあり、美容にも効果が期待できるキトサンは女性にはうれしい効能がたくさんです。食品から摂取しにくいキトサンなので、サプリメントを上手に取り入れて健康維持に役立ててみませんか?

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