免疫ビタミンLPS

LPS(リポ多糖)で癌予防!抗がん剤の副作用抑制にも有効って本当?

日本人の死因第1位となっている癌。今健康な人でもいつ癌を発症するかわかりません。まさに国民病とも言える癌の予防に役立つとされているのが免疫ビタミンLPS。LPSは、身近な食品からも摂取することが可能です。

LPSで癌予防を期待している老夫婦

2018年03月28日更新

M.I (看護師)

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[1]癌予防に重要となる「免疫ビタミンLPS」


日本人の死因でもっとも多いのが癌です。その発症率は2人に1人で、3人に1人が癌で死亡しているといわれています。まさに命に関わる大病である癌、その発症には免疫が関係していると言われています。

癌は、体内に癌細胞が発生して増加し、悪性腫瘍ができている状態です。通常、体には癌細胞やウイルス、細菌といった異物が発生しても、それを攻撃し取り除く力が備わっています。この力を免疫力といいます。免疫がきちんと働くことによって癌やウイルス・細菌による感染症にかからずにすんでいるのです。この免疫力が弱まると癌細胞を除去しきれず、癌発症につながるリスクが高くなってしまいます。

参考サイト:厚生労働省

[2]「LPS」が癌細胞との戦いに勝つカギ

癌細胞と戦い除去することで体の健康を守っている免疫力。その戦いの勝利のカギを握っているのが免疫ビタミン「LPS」です。

免疫機能の中で癌を特異的に殺すことができるのが、キラーT細胞と呼ばれる免疫細胞で、そのキラーT細胞を誘導することができれば、癌に対抗できる可能性が高くなります。このキラーT細胞を確実に誘導するために重要となるのが、マクロファージやNK細胞といった自然免疫系の働きです。癌細胞が発現すると、マクロファージやNK細胞が癌細胞を異物として認識し、処理します。そしてそこで得た異物の情報がT細胞やB細胞といった獲得免疫系の免疫細胞に渡されると、キラーT細胞が誘導されます。LPSには、キラーT細胞の誘導に重要となるマクロファージを活性化したり、NK細胞が弱ったときに働きかけたりしてパワーアップさせる効果が期待できるのです。

[3]LPSは抗がん剤の副作用抑制にも効果が期待できる

さらにLPSには、癌治療で用いられる抗がん剤の副作用抑制にも効果が期待できることがわかっています。LPSの免疫力向上効果を最初に発見した免疫学者、杣源一郎氏の著書に、以下のような研究データが掲載されています。

癌細胞を腹腔内に移植したマウスを複数用意します。通常、このような場合は3週間以内に死亡してしまいます。ドキソルビシンという抗がん剤を投与した場合でも、延命効果はあるもののやはり死亡してしまいます。ところが、ドキソルビシンとLPSを一緒に毎日投与した結果、著しい延命効果が見られたというものです。調査の結果、LPSには、抗がん剤による免疫細胞への障害を抑え、さらに抗がん剤の効果を強める作用が期待できることがわかりました。

[4]LPSの摂取で癌予防につなげよう

誰もが発症し得る癌。そんな癌の発症予防に効果が期待できるLPSは、積極的に摂取したいものです。
LPSは、植物に共生するグラム陰性菌に付着する物質のため、穀物や野菜、果物、海藻といった植物性食品をとることで摂取できます。また、最近話題のカスピ海ヨーグルトにも豊富に含まれているので、ぜひ取り入れてみてください。このLPSが含まれている食品について更に詳しく知りたい方は、管理栄養士さん監修のLPSが多く含まれている食品の記事も参考にしてくださいね。

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